パーソナルコンピュートポリシーを管理する
パーソナルコンピュートは、すべての Databricks ワークスペースでデフォルトで使用できる、Databricks マネージドのポリシーです。ユーザーにこのポリシーへのアクセスを許可すると、ユーザーは個別に使用するためにDatabricks内に単一マシンのコンピュート リソースを作成できるようになります。 ユーザーは、データベースまたはコンピュート ページのいずれかでショートカットを使用して、パーソナル コンピュート リソースをすばやく作成できます。
パーソナル コンピュート ポリシーを使用すると、管理者は制限されたコンピュート作成権限を付与するためのシンプルなソリューションを利用できます。 これにより、管理者がユーザーに一般的なコンピュート権限を付与したり、コンピュートリソースの作成を手動で管理したりする必要がなくなります。 このデフォルト ポリシーは、管理者が必要に応じて複製および変更するためのサンプル ポリシーとしても機能し、ユーザーのコミュニティに適切なガバナンス パターンを設定できるようにします。
デフォルトにより、 Databricksアカウント内のすべてのユーザーが個人用コンピュート デフォルト ポリシーにアクセスできるようになります。 これは 管理者が変更できます。
パーソナルコンピュートポリシーの詳細
ユーザーがパーソナル コンピュート ポリシーにアクセスできる場合、コンピュートページまたはデスクトップからパーソナル コンピュート リソースを作成できます。 パーソナル コンピュートリソースは、次の特性を持つ汎用コンピュート(汎用コンピュート価格に応じて価格設定)です。
個人用コンピュートリソースは単一ノードのコンピュートリソースです。つまり、ワーカーはなく、 Sparkローカル モードで実行されていません。
専用 アクセスモード (旧称シングルユーザー)を使用し、Unity Catalog と互換性があります。
Runtimeは、機械学習用Databricks Runtimeの最新バージョンを使用するように設定されています。
標準インスタンスとGPU対応インスタンスの両方が利用可能です。
自動終了 は 72 時間に設定されています。
個々のユーザーが作成できるパーソナルコンピュートリソースの最大数に制限はありません。
パーソナルコンピュートポリシーへのアクセス管理
ワークスペース管理者は、ポリシー UIを使用して、個々のワークスペースのパーソナル コンピュート ポリシーへのアクセスを管理できます。
アカウント管理者は、パーソナルコンピュートアカウント設定を使用して、アカウント内の全ユーザに対してパーソナルコンピュートポリシーへのアクセスを有効または無効にすることができます。
アカウントコンソールから、
設定。
[機能有効化]タブをクリックします。
パーソナルコンピュート設定を有効にして、アカウント内のすべてのユーザーにパーソナルコンピュートポリシーへのアクセスを許可します。または、ポリシーをワークスペースレベルで管理する場合は、設定を [委任] に切り替えます。
パーソナルコンピュートポリシーをカスタマイズする
ワークスペースの管理者は、ほとんどのパーソナルコンピュート設定のポリシールールを上書きまたは追加できます。
注:
ワークスペース管理者は、パーソナルコンピュートポリシー名、クラスタータイプ、クラスターモード、またはアクセスモードを編集できません。
ワークスペースのパーソナルコンピュートポリシーをカスタマイズするには:
サイドバーの
[ コンピュート]をクリックします。
[ポリシー] タブをクリックします。
[パーソナルコンピュート]ポリシーを選択します。
[編集] をクリックします。
[定義] タブで、[編集] をクリックします。
ポリシー定義を上書きできるモーダルが表示されます。 「 オーバーライド 」セクションで、更新した 定義 を追加し、「 OK」をクリックします。
次の例では、spark_version
ルールが上書きされます。デフォルトポリシーのspark_version
は無視され、上書きが優先されます。
